株式投資におけるノウハウをおすすめ書籍を基に紹介

株(テクニック編)

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買いはゆっくり。
見込みで安い時から早めに買い出動しても、その後下げることが多いから気分が悪いだけで良いことはない。売りは早く。

道具が大切である。
金を稼ごうと思ったら、アマチュアの道具を使ってはならない。プロの道具を使え。

底から天井まで取ろうとしてはならない

自分に有利なゲームで小さく賭けていれば 最終的には勝つのである (ラリーウィリアムス)

相場の恐ろしさは、いつも勝てるような気がすることである

剣術やゴルフに1日で上手になる秘法なんて無いように相場においても努力のみなのである

誰もが入手できる情報は無価値であるから見る必要は無い。

ひとつの銘柄を続けて売買していけば、その銘柄に慣れて慣れて慣れきっていく。だからこそ効率よく利益をあげ続けていけるのである。

3手、5手の重なりが1ヶ月の動きとなり、その1ヶ月の動きの重なりが3ヶ月、6ヶ月となります。
はじめは1ヶ月か3ヶ月でひと区切りがいいかもしれません。とにかく玉を動かしていけば、次第に上手になります。

専門の銘柄を持ち、一年以下の上げ波動、下げ波動を取ることを「銘柄固定継続売買」、または「うねり取り」という。林輝太郎先生が多くの本で取上げて推奨している。
「銘柄固定継続売買」は売買益で生活費を稼ぐプロ的な売買で、利益を得やすい やり方といわれる。
銘柄選別の試行錯誤(失敗)から開放され、銘柄を固定した継続的売買の反復により、相場の波に乗る技術の向上に専念できる。
・専門=ある一つのことだけに専念すること。一つのことだけに関心を向けること。

確実な1ヶ月だけを取る
片張りにおいて一般投資家は利食いが早すぎると「しまった」と言うがプロはそんなことはいいません。
利食い千両と言いますが、私は株の初中級者は利益確定は早いほうがいいと思っています。むしろ、同一銘柄で、また下がってきたところを、前回と同じように売買する。前回買って波にのれたタイミングを覚えているだろうから、今度も同じように上手く出来るでしょうし、失敗を覚えていれば、より巧みに波に乗れて、双方を比較することで技術が上がりやすくなります。売買の技術向上とは、つまりこの繰り返しなのです。

このように、3ヶ月の上げ相場のうち確実に取れる1ヶ月だけを取る。その前後1ヶ月は見ているのです。
これを、常に相場で稼いでいないと時間や資金がもったいないと思うから、負けやすくなります。
前1ヶ月は本当に上げるかどうか確認している確実に取れる1ヶ月だけを取った後1ヶ月は休んでいるというのが失敗の少ない利口なやり方で長続きするし、長続きすれば利益が積み重なって、また技術も確実に向上するので、自然と資産も大きくなれるのです。

プロは単純なやり方をする。そのほうがミスが少なく長い期間では効率が良いからです。

○必要なもの
相場技法 と 策戦(読みと変動感覚)
相場技法とは「分割売買」と「時期選択(タイミングを待つ)」こと。
変動感覚は相場の波に乗る練習売買によって身につける。
・策戦の例
保合の中での分割買いは陰線引けの翌日
大回り三年、小回り3ヶ月
11月買い、翌年2月売り(勝率89%)
12月買い、翌年3月売り(勝率84%)
(日本の株価は5月連休前後の高値、12月、1月の安値が統計的に多い)五分一割に従いて三割高に向う
銘柄のくせを利用する

さまざまな習練を極限まで行えば、手足や身が自然に動き、心はなにも考えないでいられるものです。
心は習得した技に従おうと思わないのに、身の動きは正確に技を現す。
敵に対するどのような対応も、自由に、とらわれない境地で行える。
いかなる天魔外道も、こちらの内心を読むことはできない。
すべての物事は、完全に体得すれば意識せずに行えるようになり、それが道の極意というものである。(柳生宗矩 『兵法家伝書』)

どんなやり方でも儲かれば、それは正しい売買です。法律違反であったり、ルールを無視していなければ。自由度が極めて高いのが株の売買です。1万人いれば、1万通りあるといってもいいのです。
それでも、効率的なやり方と、そうでないやり方があります。うまいやり方と、下手なやり方ともいえます。

損する人のよくあるパターンの1つが、何にでも手を出すことだと思います。儲かりそうな銘柄だと聞けばその銘柄を買ったり、証券会社から儲け話を聞いたら、それを試してみたり。
証券会社を悪く言うつもりはありません。1つのことがまともにできないのに、複数のことが上手くできるはずがありません。何にでも手を出していては、格好の餌食になるだけです。

基本的には、同じやり方だけをワンパターンに繰り返す方が勝機はあると思います。売買技術、タイミングをはかっての分割売買を磨き、いつ出動して、いつ退却するか、これに特化するやり方が成功率が高いと思います。

ストライクゾーンに入るまでは何もせずに待てる心も身につけないといけません。
勝てる方法は、銘柄を絞り、ストライクゾーンに入るのを待って、資金に余裕を持たせて分割売買をする、勝っているうちに逃げる、時々すべて現金にしてポジションマルの状態を作る。
これらを意識して実行している投資家と、何も考えずに思いつきや本能のまま手を出している投資家とでは、1年後に雲泥の差が出てくることは間違いありません。

相場の流れが自分のポジションと逆行したときは、損切りできなければなりません。ところが、世間には損切りできない人がたくさんいます。なぜでしょうか。それには、二つ理由が考えられます。
・投資をするはじめの段階で、儲かることばかり考えて、損することを考えていない。
投資は、勝ち負けの両方があるゲームだと考えて、最初にいくらまでの損ならば許容できるかを用意していおく。
・損失を確定すると、これまでの利益が減るので抵抗がある。
会社経営だと、1億の売上を上げるのに、人件費や固定費でその半分が必要経費として消えていきます。さらに、税金やら法人税やらで、残った利益の半分が消えていく。株もビジネスと同じと考えれば、儲けの何割かは必要経費だと割り切ることです。もっとも、株の場合はもっと恵まれています。私の場合は、2000万を稼ぐのに、1程度の損失、つまり必要経費で上手く相場を泳いでいます。これは、ビジネスの世界では、信じられないぐらい低い必要経費だといえます。
・いつかまた買ったときの値まで戻るだろうと考えている。
・ルールを決める。

ブログ上で株の売買を公開している方がいました。気になって、またに訪れて覗いてい見たりしていたのですが、だんだんと心配になってきます。買った株が逆行し、損失が出る。すると、教科書どおりのロスカットで、反対売買を繰り返していたからです。
そのせいで、資金はみるみる溶けていき、だんだんと減少していきます。これでは正直、あと1年も生き残れなだろうと思いました。そして、案の定、それから数ヵ月後にブログの更新は突然停止してしまいました。

損切りができない人が大きく売買して、それが思いのほか逆行した場合、最悪の場合、退場させられます。それだけならまだしも、信用取引をされていれば、損失が拡大して破産することもあります。このパターンは絶対に避けなければなりません。

この本の読者の7割の方はサラリーマンだと思います。であれば、営業の経験がある方も多いはずです。
そうした方に、お聞きします。もし、担当した案件が大口で運良く数字が上がり、あなたの会社の新人が「営業はギャンブルですか」と質問したとします。すると、どう答えるでしょうか。おそらく、営業はギャンブルじゃない。結果じゃなく、プロセスが大事。今回はたままたま運が良かったが、次も同じことができるとは限らない。だから、提案力などの技術と再現性を高めることが、営業で結果を出しつづける秘訣なんだよ、と答えるはずです。
では、株の売買はどうですか。株はギャンブルですか、そう私が質問したら、あなたはどう答えますか。

では、なぜそうした常識が、株の世界では常識ではなくなってしまっているのか。それは、営業などと違い、投資の技術はほとんどが個人で高めるものであり、プロの投資家ほど本当の技術は語りたがらず、まわりに誰も教えてくれる人がいないためです。また、いわゆる巷にでまわっている投資に関わる情報も、ニセモノが多いと私は感じます。儲かる銘柄を教えます、ではなく、どのような株でも対応できる技術やスキルを高めましょうとする、本質を捉えたものがあまりに少ないためです。

まずは、頭の切り替えを行うことです。株で継続的に勝ち続けるためには、同じ勝ちパターンを繰り返しできるようになるのが一番の近道です。

私は株式投資を10年以上行っていますが、大口の投資家(機関投資家など)と比較して、不利だと思ったことはありません。
個人投資家は、大口の投資家と違って、自由な投資行動が出来ます。大口の投資家が投資対象にできない中小型株も選ぶことができます。そういった点では我々のほうが有利な点もあります。

時々、機関には勝てない等といった書き込みをネット上で見かけることがありますが、
株式投資がうまくいかない理由は、ほとんどが他者ではなく自分自身にあると思っています。
失敗や負けの原因は、すべて自分にある。そう思ったとき、思えた瞬間からが、株の上級者への最初の扉がひらけたときです。

株式投資は改善の繰り返しでスキルアップしていきます。株式投資で失敗が続いた時に、市況のせい、他者のせい、あるいはネットの情報や投資顧問のせいにしていてはいけません。
自身の失敗を振り返って、次回からどう臨むべきかを心に刻んでおくことが、将来的な勝率アップにつながっていくと思います。

機関投資家はプロのスポーツ選手と同じです。
体調が悪くても勝てない相手だと分かっていても試合に出なくてはならないから、負けることもミスすることもあると思います。
個人は相場が悪くて損しそうだと思えば休む選択肢があるし、勝てそうな試合だけ出ればいいのが大きな強みだと思っています。

相場師にとって最も苦しい時間帯は買い下がり、売り上がりをしている最中です。

「相場は難しいか?」と聞かれたら、正直、僕自身は難しいとは思っていません。
と言うか、昔は超難しいと思っていましたが、波に乗れるようになってからは難しいと思わなくなりました。
子供の頃にしたチャリに乗る練習と同じで、出来ないうちは難攻不落なものに感じてしまうものですが、一度コツを掴んでしまうと、大袈裟な表現ではなく、本当に目をつぶってでも乗れる気がします。
そのコツと言うのは、やっぱり場帖で周期の変化を感じ取る事だと思います。

妙な表現ですが、技術に対して、安心と言うか、どこかで信頼している自分がいるんですよね。

さて、最後に相場で利益を生み出し続けるための心得を、まとめました。
もちろん、心得的なメンタル面だけでは相場は勝てません。そんな心得ならいらないという方は、読み飛ばしていただいても、本書で教えた技術やスキルだけで十分利益を生み出せます。しかし、ある一定の水準を超えた、どのような不測の事態にも落ち着いて対処できる相場の上級者を目指すのであれば、やはりこうした分野は避けては通れない大切なものです。

私の場合、投資成果を上げるのに役立ったことは、
・自身の得意とする(しっくりくる)投資方法に特化する。
(興味を持っていろいろな投資手法に手を出さない)
・売買に失敗したら、次からは同じ失敗をしないように軌道修正する。
・売買タイミングは経験で感覚をつかんでいく(最初はうまくいかない)
こういった地味なことの積み上げです。
プロゴルファーがホールインワンばかり出しているわけではなく、地味なアプローチで確実に沈めるように、基本に忠実な運用が一番ということです。ホールインワン狙いでは、どこかで必ずぼろが出ます。

相場で一番難しい技術とは、「いかに張らないで儲けるか」に尽きると思います。が、それがわかるまでにほとんどの人は資産を減らしていまいます。相場を長くする人はそういう人が普通なんだろうと思います。大きく負ける事も何回かはあったが、致命傷になった事は一度もない。「半仕切り結構」が出来るという点で、きっと人より筋が良いという事なんだろうと思う。熱くならない「シラケ世代」だというせいもある。

相場の技術で一番難しいのは値幅よりも、日幅の稼ぎ方です。つまり「ゆっくりと大きく相場を張る」という技術である。98%以上が早いという現実にあって、いかにゆっくりと張るかが上達するにはすごく長い年月の訓練と失敗の経験が必要だと思います。最低でも5年はかかるというのは、一応の底から天井、また底へと循環する時間を経験するのに5年ぐらいは必要だからです。98%以上が3年未満でオケラで死ぬのが普通だが、下げの時間の玉操作を知らないまま強気は玉砕する。この繰り返しが相場であると思います。

その方は、トレード歴がまだ数ヶ月しかなんですが、驚いたことに、トータルで勝っています。
何かコツのようなものがあるのだろうと思って話を聞いていたのですが、なるほどと思ったことがありました。
話をしていて、気がついたのが、分割売買をしている、ということでした。
これは誰に教えられたわけでもなく、自分の感覚でやっておられるので、凄いと思って、さらに話を聞きました。

何故、分割しているのか、というと・・
「一発でやるということは、当てもののような気がするんです。まわりをみていても、一発で当てようとしているように感じて。。。」
「リスクがあるので、とりあえず最初に買ってみて、様子を見ながら次を繰り出すということをしています。」

スポーツは、全般そうです。
では、身体を使うスポーツだからそうなのか、というとそうではありません。
絵が上手い下手を考えてみると、まずは才能。しかし、才能だけあっても、練習しないと上手くはなりません。絵に関する知識も必要です。

ここで絶対に欠かせない要素は、練習なんですね。絵に関する知識がものすごく豊富な人は、評論家です。評論家は、絵が上手ではありません。
他の歌にせよ、外科医、大工にせよ、全ては日々の訓練を続けて上手くなるという道を辿ります。ここに例外はほとんどありません。

長年相場をやっていて、相場経験は豊富なのに、とにかく下手という人は、残念ながら大勢おられます。
こういう人は、その豊富な経験の多くを当て方探しに集中してこられた方が大半だと思います。
上手くならないことに時間を費やしているから、一向に前に進まない。じゃあ、何故そうなるのか、というと、とにかく目の前の一勝が欲しいからなんですね。

さらに質が悪いのが、短期的な勝ち負けのほとんどは偶然ということです。
この偶然を必然だと勘違いして、爆死する。これを大勢の投資家が繰り返していることも事実としてあります。
ちょっと勝つと、上手くなった、相場で勝てるようになった、という勘違いしてしまって、悲劇のスタートラインとなるわけです。
相場を初めて数年以内の勝利など、ほとんど偶然なのに、自分は勝てるようになった、と思ってしまうわけなんですね。

努力の方向が完全に間違ってるよ!!
下手な人には下手な人共通の考え方を持っており、上手い人には上手い人共通の考え方がある。
そして、この二つは相容れない。これは凄いことなんです。

ここで言えることは、
勝っている人の方法ではなく、考え方を学ぶべきであるということなんですね。
なのに、みんなこの逆をやりたがります。

ここぞ、という場面で、
つい守ってしまって、逆に相手に攻められる。イージーミスをやってしまう。
こういうちょっとした勝負所での勝負一つで、試合の行方が決まってしまう場面の連続でした。

もちろん、100発100中の完璧な手法や、何が何でも絶対に勝てる神のようなやり方が手に入れば、マインドの強さ、勝負強さなど必要なく勝つことができるでしょう。しかし、そんなものは初めからないと諦めることです。探しものばかりしていてもしかたがないんです。
自分の弱さに目を向けることは辛いかもしれませんけど、そこを見据えて、克服すべく鍛えて行ったほうが、結局近道だと思います。

こういう予想をして、当てることが相場で勝つことなんだ、と思っている、ということなんでしょう。
むしろ、
当てなければ相場で勝てないのだ、という理解や強迫観念かもしれません。
しかし、株の上級者やプロは違います。当たっても外れても、相場で勝てるようあらかじめ準備をしておきます。

ということで、個別株で勝っているトレーダーは、多かれ少なかれ、それぞれが、「自分の庭」を持っていて、その庭を中心に攻める、ということをしています。
どんなに勝っているトレーダーでも、他人の庭に入ったら、全然勝てない、など当たり前のことなんです。
勝っている人は、何をやっても勝てる、そういう方法を知っている、と思っている人も多いと思いますが、まるっきりの勘違いです。
勝っている人は、自分の庭から出ないから、勝手知ったる我が家でのみ勝ってるんです。
この自分の庭を機関投資家用語では、「ユニバース」、つまり「自分の対象銘柄」ですが、これをどうするかは、みなさんが興味のある「やり方」よりも重要なんです。

投資歴1年、本を数冊読んで、1~2回無料セミナーに行って、色々理屈を身につけて、それでいきなり勝てるのなら、相場で負ける人などこの世に存在しませんよ。それぐらいのこと、誰だってやっています。
自分だけじゃないです。お金がかかっているのだから、誰だってそれなりに必死だし、努力もしています。

専門家として、他に抜きん出るにはどうするのか。
大きくは、次の3つのポイントがあると思います。
①素質
②鍛錬
③コツ

勝ち組と負け組の違いは、コツを知っているか、知らないかの違いである。
つまり、勝ち方、やり方さえ見つければ、コツさえつかめれば、勝てるようになる。
色々やってみる理由は、コツを探すためであって、練習そのものや経験値に意味を見出す人は少ない。
実践とは、コツを探すためにやる。

●鍛錬
鍛錬さえ積めば、誰にだってチャンスはある、それがトレードのいいところじゃないかと私は思います。
●実戦から学ぶ
多分、あまりピント来ない人多いんだろうな、って思いながら書いてます(笑)
確かに簡単じゃないかもしれない。
でも、時間をかけて頑張れば、誰にだってチャンスがある。

こんなに朝から晩まで練習練習をしていても、大阪府下ではトップ高ではないんです。クラスで言うと、地区大会を突破して、何とか府大会には出れるクラスってところです。
吹奏楽コンクールには、この府大会で代表になった学校がさらに、全国大会に行くわけですが、そこらクラスだと、もうどれだけ練習してんねん、かんべんしてくれ、ってほど練習に次ぐ練習の毎日で、うちの子と同じ中学出身の子供でそういう高校に行った子が音をあげてしまった、という話を聞きます。
こういう24時間戦えますか、的な練習をしてやっと全国レベルになれる、というのがまあ「部活」であれば、吹奏楽でも、野球でも、他の部活でも同じなのは、当たり前といえば当たり前でしょう。
では、それだけ練習を積んで、「音大」に入れるのか。
はい、無理です(笑)
レベルがさらに数段違います。そういう吹奏楽部で頑張ったところで、音大に、なんて簡単なことではありません。
ピアノとかでも、神レベルでやっと入れるかどうか、そんな感じだそうです。
練習量・・・半端ないです。24時間戦えますかレベルでないと絶対に無理。
さて、その超難関の音大を出ました。プロとしての道が、と思うところですが、そこからがまた厳しい。
苦労して苦労して、超難関だった音大を出ても、それで吹奏楽団に入って、プロの楽団員として歩める割合は非常に低いわけです。
ピアニストとして食っていける人など、ほとんどいません。
もしピアノで稼ごうとすれば、ピアノの先生、学校の音楽の先生、という道を歩めればいいですが、せっかく超難関の音大を卒業しても、多くの卒業生は、その道では食ってはいけない、というのがその実態です。
これが専門家として食っていく、ということの実態なんです。

人並み
ってことでは、どうにもなりません。
人並みの知識、人並みの練習量、人並みの考え方、人並みの理解
そういう人並みでは、専門家とはそもそも言いませんし、人並みのものしか無いのであれば、人並みの成果しか期待できないのは当たり前でしょう。
イチローが同じ野球部の仲間と同じ程度しか練習していなければどうだったのか。
浅田真央選手が、同じスケート教室の仲間の子どもたちと同じ程度しか練習していなければどうだったのか。
人並み、ありきたり、世間の常識程度
では、専門家、プロ、職人、とは呼べません。
ましてや、ちょっと本を読んだだけで、ちょっとセミナーで聞きかじっただけで、人から教えてもらったやり方を知って、専門家になれるはずもありません。
それだったら、世の中、専門家だらけ(笑) プロだらけ、プロで溢れて、全員がプロになってしまう(笑)
常識から考えて、そんなことは絶対に無いわけです。

私は保有株について、何%損をしたら機械的に損切りするというようなルールは決めておらず、購入した際の前提が崩れるようなことが起きたら売却するという運用を行っています。
前提が崩れるタイミングとしては、業績の下方修正といったことが多いのですが、私の場合は成行売りをしてでも、速攻損切りして逃げることが多いです。

下方修正などの悪材料が発表された直後は売りが殺到して、そのタイミングで売るのは得策ではないと思う部分もあるのですが、下方修正をうけて株価が下がったら買おうと待ち構えている人もそれなりにいますので、損切りを躊躇して株価の推移を何日も見守るよりは、スパッと売り払うほうがまだ高く売れるケースのほうが、自身の感覚的には多いように思います。

売ってしまったら気持ち的にも吹っ切れてさっぱりしますので、そういう意味でも損切りは早く決断することが大事かなと思います。

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