https://tamentai-gallery.art

2020年1月、香川・直島に新たな作品が誕生
地元住民発で若手芸術家のコミッションワークを常設展示する初の試み

2020年1月7日、香川県香川郡直島町の直島本村ギャラリーに彫刻作品が公開されます。「漣」と名付けられた本作は、美術家・木村翔太が直島本村ギャラリーのために制作したもの。作品はギャラリーの建物に隣接した屋外に常設展示されます。住民が主体となって制作されたコミッションワークが常設展示されるのは、直島でも初めてのことです。
本作品の公開に合わせて、2020年1月7日(火)14時より、ささやかなお披露目会を開催します。作者から作品についてお話いたします。
是非、ご取材いただきたく、下記のとおりご案内いたします。

■作品について
「漣」は、船の竜骨(キール)を縄で巻いた様子を模した木彫です。縄は神聖性や束縛など多様な意味を帯びています。海を眼前にし、かつて船大工だった家に生まれるこの作品は、船の神聖性とその骨格を現在の直島につなぎとめます。

■作品が誕生するまで
直島本村ギャラリーは、日本家屋を改装したギャラリーです。国内外から多くの美術愛好家が集まるこの島から、新たな作品とアーティストが飛躍していくことを期待して、2018年にオープンしました。
本作は、2019年5月に直島本村ギャラリーにて開催された企画展で、作者の木村翔太が作品を展示したことをきっかけに、直島本村ギャラリーのシンボルとなる作品を制作を依頼したもの。およそ3か月の制作期間を経て、このほど作品が公開となります。
直島ではおよそ30年前から株式会社ベネッセホールディングスと公益財団法人福武財団が「ベネッセアートサイト直島」としてさまざまなかたちでアート活動が展開されてきましたが、住民が主体となって制作されたコミッションワークが常設展示されるのは初めてのこととなります。

■お披露目会について
日時:2020年1月7日(火)14;00より30分程度
場所:直島本村ギャラリー 屋外(雨天時は屋内)
住所:761-3110 香川県香川郡直島町841
アクセス:直島町営バス「本村港」バス停前
参加費:無料 
どなたでもお越しください。

■お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせや取材・掲載は、TAMENTAI GALLERY(本件プロデュースを担当)まで
お願いいたします。設置場所や作者への取材もアレンジいたします。
TAMENTAI GALLERY(合同会社dropIn) 担当:山本
住所:739-1732 広島県広島市安佐北区落合南1丁目15番15号
TEL:050-5359-3522
Email:info@tamentai-gallery.art
Web: https://tamentai-gallery.art/

■作品について
タイトル(日本語):漣(読み:さざなみ)
タイトル(英語):Ripple
大きさ:4000×1700×700mm(予定)
素材:樟、塗料
重さ:約450㎏
鑑賞料:無料

■直島本村ギャラリーについて
2018年10月オープン。オーナーである大山貴文が、本村港にほど近い日本家屋を譲り受け、貸しギャラリーに生まれ変わらせた。オープン以来、若手アーティストの個展やグループ展、島内住民のイベント企画などが開催されています。
住所:〒761-3110 香川県香川郡直島町841番地

■作者について
木村翔太(きむらしょうた)
1993年広島県生まれ。電柱、縄を主要なモチーフとした彫刻と絵画を制作。2017年広島市立大学芸術学部彫刻専攻卒業、2019年同大学院芸術学研究科造形芸術専攻彫刻研究修了。現在広島県を拠点に活動。

■依頼者について
大山貴史(おおやまたかし)
1976年香川県香川郡直島町生まれ。有限会社建築工房おおやま代表取締役。島内での著名建築家のプロジェクトの施工を数多く担当しており、本村港ターミナル(設計:設計 妹島和世+西沢立衛/SANAA)や、個人宅「またべえ」(設計:三分一博志建築設計事務所)、瀬戸内国際芸術祭2019 The Naoshima Plan 2019「水」(設計:三分一博志建築設計事務所)などを手掛けたほか、島内の有志が島おこしに取り組む「直島塾」の会長を務めています。

■プロデュースについて
TAMENTAI GALLERYは、2018年にスタートしたアートギャラリーです。オンラインサイトでの販売と、オフラインでの各種アートプロジェクトの企画をつうじて、美術を日常生活の中で楽しむ文化を広げています。
TAMENTAI GALLERYが2019年5月に直島本村ギャラリーで開催した「暮らすように愉しむ Living with Art」展に木村翔太が作品を出品し、訪れた観光客や近隣の住民にも好評を博しました。
これを受けてこのたび、直島本村ギャラリーのシンボルとなる作品をTAMENTAI GALLERYがプロデュースし、本作が誕生しました。

■参考情報
直島には、近年では毎年50万人以上の観光客が直島を訪れていています。(直島町観光協会「直島町観光入込客数」より)

■画像
(1)本作イメージ図
(2)直島本村ギャラリー外観
(3)過去に直島本村ギャラリーで木村翔太が展示したときの様子


Source: プレスリリース新着