手しごと企画展で、籠染灯籠(かごぞめとうろう)が登場

「伝えたいのは、手づくりの温かさ・和の美しさ」をコンセプトに、職人・クリエイター商品の販売支援や、工芸品等の卸/小売を行う合同会社つくりえ(埼玉県さいたま市北区/代表:塚田敬子)は、約100名の作家と協力し、これからの時代の選択肢として”手しごと”をPRしている。

もともと一つの会社で長く務めることへ違和感を感じていた当社代表が、好きなことで生きていこうと2014年12月に会社を設立。翌年4月にクリエイターの為のレンタルボックスショップをさいたま市北区盆栽町にオープンさせた。

順調に取引数も顧客も増えていたが、わずか半年後に罹災し店舗が全焼。委託されていた商品も燃えてしまった。一旦は会社休眠や整理を考えたが、その時に届いた手書きの手紙に励まされ、再び販売支援の道を決意。2017年9月大宮マルイでの催事をきっかけに埼玉県内・東京都内での期間限定催事を中心に活動を伸ばしてきた。

このたび、2019年10月30日~11月12日の伊勢丹浦和店6階ザ・リビング#ステージでの3回目となる企画展が決定した。5人のさいたまに縁のある30代~40代女性クリエイターが「良質な素材を、モダンなデザインと真剣な手しごとで五感に響く製品として提供する」をコンセプトに展開するものである。

▷イベント

暮らしを彩る手しごと展 ~さいたまの工房から~
伊勢丹浦和店6階=ザ・ステージ#リビング
2019年10月30日(水)~11月12日(火)10時30分~夜7時30分(最終日は7時終了)

▷出展作家

【田所照美(さいたま市西区/陶器)】
瀬戸・信楽・韓国で陶芸を学び、地元のさいたま市に築窯。シンプルで使いやすい器つくりを心掛けています。窯焚きの際、燻す事で落ち着きのある色合いになるのが特徴です。

【ESASHI(さいたま市北区/革・毛皮)】
空間演出やオブジェ制作などのアーティスト活動を経て、さまざまなファーやレザー、ビーズ刺繍を織り交ぜたアニマルモチーフの小物やバッグの制作をしています。

【merci(さいたま市見沼区/ステンドグラス)】
大学でガラス工芸を学んだのち渡仏し、ステンドグラスの実践経験を積みました。西洋のステンドグラスに、和の文様を焼き付けたり、和紙を挟み込んだりなど、和の要素を取り入れています。

【mikiri leather works(上尾市/革)】
使うことによって表情が変っていく革。職人さんによって1枚1枚丁寧になめされたタンニンなめし革を使い、一つひとつ、ひと針ひと針手縫いで作っています。

【つくりえ(さいたま市北区/和雑貨・籠染灯籠)】
埼玉の伝統工芸に魅せられ、その美しい技術を次世代につないでいけたらと願っています。今の暮らしに合うモダンデザインで心に響くご提案ができたら嬉しいです。

その中でも、今回特別にご紹介できるようになった「籠染灯籠(かごぞめとうろう)」は、埼玉県越谷市で実際に浴衣の柄の藍染で使われていた型を、現代の生活様式で使用できる照明アイテムとしてデザインされたもの。すでに籠染めの生産はストップしている為、型は工場に保存されているだけの大変貴重なものとなっており、今回の展示販売は大きな見どころになっている。

基本的には全て違う柄で一点モノになる。”もしも籠染めが復活したらまた使用できるように” と日本の技術を誇りに想う願いも込めて、形状は当時のまま。染料を落とし磨き上げて本来の真鍮色を取り戻した表情に仕上げている。なお今後の一般向けの小売販売は当面未定のため、ぜひこのチャンスに一度ご覧いただきたい。

▷籠染舎
https://www.hanabusadesign.com/kagozome-lantern

つくりえはこれからも、世界に誇れる日本の手しごとが次世代へつながり、心豊かな世界が広がることを願います。

▷問い合わせ先
「伝えたいのは、手づくりの温かさ・和の美しさ」
会社名:合同会社つくりえ
代 表:塚田敬子
連絡先:080-5090-8675
メール:online@tsukurie.com
W E B :https://tsukurie.com
オフィス:埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-2 新都心ビジネス交流ブラザ3階 COCOオフィス内


Source: プレスリリース新着