外食業・宿泊業に特化した特定技能ビザ専門 就労マッチングサイト「MUSUBI」のサービスを開始
キャスレーコンサルティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:砂川和雅、以下弊社)は、株式会社大東(本社:神奈川県南足柄市、代表取締役:伊東勝、以下大東)と共同出資し、外食業・宿泊業に向けた特定技能ビザ専門就労マッチングサイト「MUSUBI」を2019年5月20日にリリースしたことをお知らせいたします。
「MUSUBI」は、2社が共同運営するスマートハウス・アソシエーション事業共同組合(本社:神奈川県藤沢市、代表理事:伊東勝、以下SHA)よりリリースいたします。
【特定技能ビザとは】
特定技能ビザとは、外食業・宿泊業などの人手不足に悩む14業種に労働力を供給するため、2019年4月に政府が解禁した新しい就労ビザです。
これにより、企業は従来のアルバイトや技能実習ではなく、正社員でも外国人を雇用できるようになりました。政府の試算では、今後5年間で最大345,150人の海外人材を受け入れる見込みです。
(出典:法務省「新たな外国人材の受入れについて」http://www.moj.go.jp/content/001291692.pdf)
【「MUSUBI」開発の背景】
1.日本国内の少子高齢化による人手不足
法務省は「今後5年で、特定技能分野の労働者不足は推定145万人に上る」と発表しており、特に外食業では29万人程度、宿泊業では10万人程度の労働者が不足する見込みです。
(出典:法務局「特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する方針について」http://www.moj.go.jp/content/001278435.pdf)
一方で、観光庁が発表した「明日の日本を支える観光ビジョン」における外国人旅行者数の政府目標は「2020年に4,000万人」(2015年の約2倍。出典:観光庁「明日を日本を支える観光ビジョン」https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics01_000205.html)となっており、中核となる外食業・宿泊業の人手不足の解消が必要不可欠な状況です。
また、外食業および宿泊業は日本の「おもてなし」文化の象徴であり、
地方創生・インバウンド対応といった文脈において極めて重要な担い手です。
当該産業に対し「MUSUBI」で外国人材を円滑にマッチングすることは、
事業者と日本の国益の双方に貢献するものと考えます。
2.インドネシアを始めとするアジアの雇用不足問題
例えば、「MUSUBI」が重点的に展開するインドネシアでは若年層の失業率が18.7%におよび、インドネシア全体の失業率5.6%と比べると若年層の失業が際立っています。
このような若年層は海外での就労意欲が高いですが、それを狙った悪質な現地ブローカーが暗躍するなど、アジア途上国の雇用情勢は、そのまま日本の外国人受け入れリスクとなる危険性を孕んでいます。
(出典: ILOSTAT Database ※2019/05/10アクセス時点 https://www.ilo.org/tokyo/information/database/lang–ja/index.htm)。
「MUSUBI」では、良質な日本の企業をブローカーが介在できない仕組みでマッチングすることにより、途上国の雇用不足と日本の人手不足を解消しつつ、日本の外国人受け入れリスクも同時に削減します。
3.海外人材を通した、日本の「おもてなし」文化の輸出
日本の「おもてなし」文化は世界に誇る固有の概念であり、
外食業や宿泊業においても売上との相関性が見られています。
次の事業ステップとして、日本での就労経験を通し「おもてなし」文化を身につけた海外人材の日系企業・現地企業への就労サポートや、起業支援を行うワンストップサービスを提供する予定です。
これにより、日本の観光業や外食産業の海外進出と産業移転を促進し、アジア各国への「おもてなし」文化輸出を同時に実現します。
【特定技能ビザ専門就労マッチングサイト「MUSUBI」について】
【基本情報】
リリース日:
2019年5月20日 「MUSUBI」リリース
ロゴ:
https://bit.ly/2JI8z13
URL:
https://company.musubi-matching.com
【サービスの特長】
・現場の人手不足問題を解消するために、企業の人事担当者が自ら外国人求職者を見つけることができる条件サーチ、マッチング、リモート面接等の機能
・採用後の外国人の住居やビザ取得支援、日本語や技能の習得支援などワンストップのサポートを実装
・基本システム利用料は無料(採用が決まった場合のみ求職者年収の18%程度の利用料が発生)
・日本で働くために、ブローカーを通さず、より好条件かつ自分にあった仕事や職場環境を見つける条件サーチ、マッチング等の機能
・ビザの取得支援、日本語学習のサポート、日本での生活支援などの付帯サービス
・基本システム利用料は無料(日本語教育などのオプションを利用した場合月1,000円~の実費が発生)
経営理念におくCSV(Creating Shared Value:共益価値の創造)の考えに基づき、
・日本企業における人手不足問題の解決
・インドネシアをはじめとするアジア途上国における雇用問題の解決
・「おもてなし」文化の伝承による日本の国際的プレゼンスの向上と、途上国の経済発展・産業移転促進
を主な目的としています。
【「MUSUBI」サービス概要】
「MUSUBI」は特定技能ビザ専門就労のマッチングサイトです。
人手不足に悩む日本の外食業・宿泊業の企業と、若年層の失業率が高いアジアの人材を結ぶことで双方の課題解決を目指します。
特定技能ビザが施行される以前の技能実習制度では、現地の人材ブローカーが介在し、実習生から法外な費用を徴収することが国際的な人権問題となっていました。
そこで、「MUSUBI」では求職者がブローカーを介さずに日本企業を見つけられるようにすることで自分に合った最適な仕事と、クリーンな労働機会の提供を目指しています。
また、日本の外食業・宿泊業での就労を通して、日本の「おもてなし」文化を身につけていただくことが可能です。
外食業・宿泊業の場合、特定技能ビザを用いた滞在期間は現状5年を上限としていますが、「MUSUBI」では、海外人材が母国へ帰国した後の就職活動や起業活動にも支援を行っていく予定です。
【今後の展開】
インバウンド需要がピークに達する東京オリンピック/パラリンピックに向け、2020年までに「MUSUBI」を通して日本企業に採用される海外人材を5,000名、ビザ取得や教育などの関連サービスの拡充により売上高30億円を目標とします。
2021年以降は、「MUSUBI」を通じて就労した海外人材が日本の「おもてなし」文化を母国で伝承できるよう、帰国後の就労・雇用・起業支援サービスも展開する予定です。
「MUSUBI」により途上国の雇用不足と日本国内の労働人口不足を同時に解決し、産業移転・文化輸出を通して、日本の国際的プレゼンス向上に寄与する「特定技能の人材ハブ」となることを目指します。
■株式会社大東について (http://daitoh.jp/company/)
注文住宅や家具をはじめ、高級宿泊施設やレストラン、外国人向け住宅等の企画・設計・施工まで一貫して対応可能な総合不動産・ハウスメーカー。
インバウンドや海外での日本式住宅需要の急増を見据え、デザイン性と日本の高度な建設・耐震技術を身に付けた外国人エンジニアを育成している。
■スマートハウス・アソシエーション事業共同組合について (https://company.musubi-matching.com/)
インバウンド需要や海外展開を見据え、事業共同組合に所属する中小企業の先端技術を結集して宿泊業や飲食業向けのIoTを用いたスマートな生活(くらし)支援技術を提供する。
箱物・ITなどハード面の文脈だけでは解決できない、教育・雇用(人材)といったソフト面の事業も統合的に提供する。
■「MUSUBI」のサービスに関するお問い合わせ
mail:support@musubi-matching.jp
■本リリースに関する連絡先
キャスレーコンサルティング株式会社 企画部
CSV/CSR推進室 広報担当:前田
info@casleyconsulting.co.jp
〒150-6031
東京都渋谷区恵比寿 4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
TEL: 03-6409-6363 FAX: 03-6409-6364
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