酒蔵の味そのままに“酒オンタップ”

株式会社LCCトレーディング(本社:沖縄県那覇市、代表取締役:東 範男、以下 LCCT)は、チェコLindr社のガスボンベ不要の瞬冷ディスペンサー輸入販売元、菱電商事株式会社と共に、「酒オンタップ」の展開に向けて、さまざまなサービスの開発を推進しています。

このたび、酒オンタップディスペンサーの電気用品安全法(PSEマーク)の取得にともない、創業明治元年“澤姫”蔵元、井上清吉商店の協力のもと、宇都宮の“國酒の仕業”(栃木県宇都宮市大通り5-2-8)で5月中旬まで“酒オンタップ”の実証実験を実施します。

日本酒は国内飲食店へは一升瓶での供給が一般的で20年で国内出荷量は半減しています。一方、ワインと同じ720mlボトルでの流通が主流の輸出は10年で3倍と急激に増加しています。少量で多くの銘柄を楽しみたいという消費者ニーズの多様化、健康志向の高まりに対応しきれていないことが国内需要の減少に歯止めがかからない要因となっています。「注ぎつ注がれつ」という日本特有の飲酒スタイルの衰退、コロナ禍による滞店時間の短縮化もあり、日本酒も短時間で飲みきれる少量提供のニーズが高まっています。「酒オンタップ」では、空気に触れずに安定した品質保持が可能な容器“キーケグ”とガスボンベ不要で省スペースの専用ディスペンサーにより、「酒蔵の味そのまま」をグラス一杯から手軽に楽しむことが出来ます。飲食店にとっては、毎回違った全国の地酒を提供することが出来る様になり、新たな顧客の獲得及び来店頻度アップにつながることが期待されます。

「日本酒は芸術品である」との考えのもとディスペンサーには、海外5スタークラスホテルを中心に日本の伝統工芸による内装市場開拓に取り組む(株)ジャパンデントーコーポレーション(東京都港区、代表取締役:堀井 素史)によるオリジナルブランドアップが施されています。ラグジュアリー感を出しながら、「日本人の感性を細心の研磨技術で表現する」職人作業は(株)新光ステンレス研磨(埼玉県川口市 代表取締役:堀山 竜紀)がおこなっています。

■ 実証実験の実施場所
1) 日本酒専門居酒屋「國酒の仕業」
2) アンテナショップ・澤姫  

■ 「酒オンタップ」の特長
1. 小型・軽量の完全リサイクルの使い捨て容器“キーケグ”
2. ガスボンベ不要の小型瞬冷ディスペンサー“酒オンタップディスペンサー”
3. 空気にふれずに直接グラスに注ぐので“酒蔵の味そのまま”を楽しめます

■ 今後の目標
酒オンタップは昨年末よりオーストラリア(メルボルン)でサービス開始済。国内では実証実験終了後、ディスペンサー初回輸入分100台の予約を開始します。2021年秋からキーケグでの販売を開始し、2023年には輸出を含めて10億円の売上を目指します。
将来的には、ワイン、クラフトビール、焼酎、お茶などのキーケグでの提供商品ラインナップを増やしてオールジャパンで和酒の輸出を強力に推進していきます。
酒オンタップでは「造り手と世界の飲み手との間に顔の見える関係をつくる」という理念のもと、飲食店、卸会社、小売店、海外ディストリビューターなど日本酒産業を支えている方々と共に、シンガポールフルードテック社の最新テクノロジーに、日本の飲酒文化、伝統工芸文化を融合させながら日本酒の普及に取り組んでいきます。


Source: プレスリリース新着