血縁が生むのは憎悪か、絆か。他者との繋がりを問う。漫画『兄者 義経の血霊』発売

株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:フランク・フォーリー)は、今夏に発売するコミック版『兄者 義経の血霊』を、電子書籍先行で2018年5月25日より順次、各電子書店で配信開始します。

■日本舞踊西川流三世家元・西川右近が見た、対極をなす2人のヒーロー像

本作は、名取数約5000人を誇る日本舞踊西川流三世家元・西川右近が執筆した歴史小説『兄者 義経の血霊』(大和書房)のコミカライズ作品です。
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「門外不出」とか「一子相伝」などという芸は、あってはいけないのである。これは芸人のエゴであり、芸を高尚にする利点よりも、門前を狭くして発展を遅らせる弊害のほうが大きいと思えるからである。
このことと同じように、血がつながっているためにうまくゆくことより、血がつながっているゆえに曲がってしまうことのほうが多いのが現実である。そこを書いてみたいと思った。
( 西川右近 「兄者 義経の血霊」(大和書房)あとがきより)
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原作者・西川右近が注目したのは、血の繋がりが生んだ愛憎と絆の歴史。実兄に憎まれ、醜い争いの中で悲愴な最期を迎えた源義経。対して、血のこだわりなく、さまざまな「縁」で結ばれ、強い結束で巨大帝国を成したチンギス・ハーンとその一族。2人の相反する生涯から、<血縁>が生む壮大な人間ドラマの構想が誕生しました。

また、白拍子・静をはじめ、英雄達の<命>を繋ぐ女性の活躍も物語の重要なポイントです。戦国の激流の中を生き、愛する人の血を残すため命がけで子を産み、守り、育て上げる女性達。やがてその子供たちが、日本史に大きな足跡を残す人物へと成長します。

英雄達をとりまく嫉妬や裏切り、涙の別れ、心を結ぶ絆が織り成す複雑な人間模様を、脚本・花京院光×漫画・日野入緒の強力タッグが力強く描きます。

■今夏に全話を収録した単行本を発売!

全7話を各電子書店にて先行配信。1話を150円にて、2018年5月25日より、毎月2話ずつ配信予定です。さらに、全7話を収めた単行本を今年夏に全国の書店にて販売いたします。
※配信日は各電子書店により異なる場合がございます。

■コミック版『兄者 義経の血霊』第1話

原作:西川右近 漫画:日野入緒 脚本:花京院光
価格:150円
https://www.amazon.co.jp/dp/B07D53742S/
あらすじ:物語の舞台は十二世紀。平家と源氏の争いが勢いを増す戦乱の世で、異母兄弟である頼朝と義経は運命的な対面を果たす。一方、モンゴルでは、兄を失った深い悲しみの中、偉大なるハーン(王)が誕生する。

【原作者・西川右近について】
日本舞踊の大流派西川流の三世家元。作舞のほか、東宝歌舞伎やテレビ、ラジオなどへの出演、新聞での執筆なども手掛ける。「名古屋をどり」の主催や北米での大規模公演、モナコ公国・王室主催の舞踏会での招致公演のほか、日本舞踊を基にした運動プログラム「NOSS」の普及活動を行う。現在は長男千雅に家元を継承し、自身は「総師(そうし)」としてさらに日本舞踊を進化させている。

【株式会社ハーパーコリンズ・ジャパンについて】
本社:〒101-0021 東京都千代田区外神田3-16-8 秋葉原三和東洋ビル
代表者:代表取締役社長 フランク・フォーリー
URL:http://www.harpercollins.co.jp/
事業内容:書籍(翻訳小説、文芸書)、コミックス、および雑誌(コミック、パートワーク)の出版

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン 担当・四日市
TEL:03-5295-8096/FAX:03-5295-8097
MAIL:noriko.yokkaichi@harpercollins.co.jp


Source: プレスリリース新着